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技育CAMPハッカソンレポートvol3

■技育CAMPとは

技育CAMPとは、エンジニアを志す学生の皆さんにハッカソンと勉強会を通して、継続的なインプットとアウトプットの場を提供するスキルアップ支援プラットフォームです。

ハッカソンは月1-2ペースで定期開催され、メンターや賞金もある充実のサポート体制をご用意。ただ自称「日本一参加ハードル低いハッカソン」として毎回6割以上が初ハッカソン勢という初心者向けハッカソンです。

2021年は約5,000名が参加し、約280作品が本ハッカソンから誕生しました。

技育CAMP

■今回のハッカソンテーマとルール

テーマを選んでハッカソン!好きなテーマで開発しよう!~オンライン開発合宿vol.3~

6月はなんと技育CAMPが2回開催されました!

6月前半に開催したvol.3のハッカソンテーマは、「テーマを選んでハッカソン!」

下記のテーマから1つを選んで、ハッカソンを行ないます。

①世の中を便利にする
②スマホアプリ
③ハード/組み込み
④無駄開発
⑤インフラ/セキュリティ

そしてこの技育CAMPでは、なんと賞金も出ます。

最優秀賞:10万円(1チーム)
努力賞:1万円(複数チーム)
参加賞:1,000円(全員)

という、2dayハッカソンとしては異例の賞金額!
また、参加するだけ(正確にはプレゼンまで行うと)参加賞までもらえる、非常にお得なシステムとなっています。
(全て支援いただいているスポンサー企業さんのおかげです。感謝!!)


参加者属性

6月8-9日開催の「テーマを選んでハッカソン!好きなテーマで開発しよう~オンライン開発合宿vol.3~」の参加者属性をまとめました。

今回のハッカソンでは、24卒が80%近く参加しています。また来年度卒業する23卒から高校生の27卒まで幅広い学年がハッカソンに参加してくれました。


■ハッカソンスタート

vol3はテーマを選んでハッカソン!、30チーム70人が参加しています。

さあ、2日間みんなで頑張りましょう!


■ハッカソン中の様子

ハッカソンは2日間となり、初日の11時から2日目の15時までの合計28時間で開発を行います。(希望者は1週間前のキックオフからの開発はOK)

オンライン開催のため、チームごとに自宅や研究室から、様々な場所で開発を行います。
運営側で3名のメンターも常時サポートできるようになっており、質問や相談を随時slackやZoomで受け付け、一緒に考え、一緒に問題解決をしていきます。


■プレゼンの様子

28時間の開発を終え、2日目16:00〜はいよいよ成果発表プレゼン!
約28チームが3分間のプレゼン時間で発表していきます。

そしてvol.3から成果発表が一新されました。

各チームはルームA、Bの2つの部屋に振り分けられます。そこで3分間のプレゼンを行い、投票数が多かった上位3チームが決戦プレゼンに挑みます。

今回の課題テーマは、下記の中からひとつ選択します。
①世の中を便利にする
②スマホアプリ
③ハード/組み込み
④無駄開発
⑤インフラ/セキュリティ

この章では、ルームA、Bで発表されたプレゼンを一部抜粋して紹介しています。

(チームATom’S:温度湿度計付き時計)
(チームおそうじがかり:じょぶふる)
(チームC++:3DCellAutomatonGenerator)
(チームみみみ:草生やせ!!!~習慣化アプリ~)


審査発表

今回のハッカソンの目標、みなさん覚えていますか?

そうです!

【参加すること、完走すること】が第一目標!

vol.3のハッカソンは、実用的なシステムとして仕上げてきているチームが多かったと思いました。

まずは動く物を作る。次に本当に困っていることを解決するために実用性を上げていくことが大事だと思っています。

今回思ったように作れなかったという人もいるでしょう。
悔しいなと感じる人もいるでしょう。

しかし、これだけは伝えたいです!

今回ハッカソンに参加し、挑戦してくれたみんなは、それだけで素晴らしい!

日本のもの創りをしている学生は、エンジニアを目指す学生のうち、わずか10%程度と言われています。

そんな中、ハッカソンでもの創りに挑戦したみんなは、大きな一歩を踏み出しました。

vol1の技育CAMPから複数回参加してくれている人もいます。

今後も参加して、アウトプットの場として活用してもらえると運営一同とても嬉しいです。

今回努力賞5賞と最優秀賞の計6章が表彰されました。

今回はプレゼンや制作物のUIが非常にきれいなチームが多かったと感じました。

制作物の出来ももちろん大事ですが、限られた発表時間の中での発表プレゼンも大事な要素です。

そんなvol3の決勝出場チームは、次の6チームです。

https://twitter.com/geek_pjt/status/1533371569636265984


努力賞1

栄えある努力賞1チーム目は、

シス研「人の入り見れる蔵」

でした!

この「人の入り見れる蔵」は、都度ログインなしで、リアルタイムに自動で入退室管理をしてくれるサービスです。

人の入り見れる蔵は、ひと手間のかかる入退室管理をスムーズに行なうことによって、従来入退室にかかる時間が3倍速くなりました。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「UI的に分かりやすい、このシステムが本当に必要なのみたいなところが、ちゃんと分かってて、その結果、最終的に3倍速くなったとまで言われると、ぐうの音も出ないですね。ちょっといいじゃんって思っています。ビジネスとしてもすごく重要なポイント押さえてるなと思いました」


努力賞2

栄えある努力賞2チーム目は、

チーム未定「karaoke key finder」

でした!

この「karaoke key finder」は、カラオケで歌うときの最適なキーを教えてくれるサービスになります。

カラオケは高い声や低い声がでない時に、音楽全体の音を下げたり上げたりして、歌いやすくすることをキー調整といいます。

このサービスを使うことによって、どれだけキーを調整したらいいのかが分かります。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「これもある意味別に使わなくてもやりようは色々あると思うんですけども、あった方が便利じゃんって言うのですね。

ちゃんとした一つのプロダクトになってて、今の完成度でもそうだしね、普通にこれなんかサービスとしてあるのみたいなそういう完成度になったと思います。」


努力賞3

栄えある努力賞3チーム目は、

チームきたきた「FU CALENDER」

でした!

遊びに誘いたい人が暇な日、やりたいこと、場所を登録することで気軽に遊びに誘うことが出来るアプリです。

チームきたきたは、実際に25名の学生にアンケートを取り、アンケート結果を基にサービスを作ったそうです。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「昨日の昼からGO言語やって、文法を昼から仕上げて、ようできたなというのが素晴らしいですね。

まずこの技育CAMPハッカソンの趣旨にもすごく合っているし、その成長と言うか、この二日間の頑張りが感じられて、すごくいいなってまず思いました。」


努力賞4

栄えある努力賞4チーム目は、

チームkokikiko-OBT「人身事故から君を守るシステム」

でした!

この「人身事故から君を守るシステム」は、視覚障害者の方向けに駅構内での行動支援および低コストでの転落防止を実現するようなシステムです。

機械学習とハードウェア技術を組み合わせたシステムになっています。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「すごい完成度でしたね。鉄道会社に売り込みに行ってもいいくらいだと思いました。本当に素晴らしいプロダクトなと思っていて、技術の力を持っていいと思います。今後も社会のために開発を頑張ってください。」


努力賞5

栄えある努力賞5チーム目は、

チーム一人ユニット「Emojion」

です!

この「Emojion」は、自分の使いたい絵文字を選択し、テキストを入力することによって、新しい形の画像をシェアできるアプリです。

絵文字単体だと表現しきれないことが、Emojionだと表現することができます。

運営が試しにひとつEmojionを使ってみました。絵文字を選択し、テキストを入力してできた画像はこちら。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「最初のプレゼンの方とか見て、文脈どうやってんだろうみたいなちょっとイメージしたから見てなるほどなっていう風に思いました。

昨日丸1日、EmojiMartと格闘したとのことで大変だったと思いますけど、しっかりこう動く形で言うか使える形までできて素晴らしいなと思います。」


最優秀賞

今回参加したチーム数は、全体的にレベルが高く、2日間でひととおり動くシステムが作られていました。

そんな栄えある「はじめてのハッカソン~オンライン開発合宿vol.3~」最優秀賞に表彰されたチームは、

チームけん「ZooModerator」

でした!!!

この「ZooModerator」はZoomを使ったゼミで、面倒な司会進行作業を自動化してくれるソフトです。

ZooModeratorには、4つの機能が備えられています。

プログラミング言語はpythonで開発しました。モデレーターの音声再生機能の実装が難しかったそうです。

●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「この短期間でここまで作り上げるとはって思います。講評としてはまず自分自身の普段の生活の困りごととか課題をちゃんとこうアイディアに落とし込んで、実装までしているところが素晴らしいと思いました。

しかもどうやるんだろうなと思ったらOCRを使いましたみたいな、その手があったかみたいなアイディアも含めて、しっかりとやりきったところが非常に面白かったです。」

●受賞チーム代表ひと言
(チーム代表)
「今回のハッカソン3回目で、vol1から今年参加してるんですが、毎回努力賞で一番にあの呼ばれるって言う人でして、今回も努力賞一番に選ばれるかなと思ったんですけど、なんと最優秀賞が一番前に来て、一番に呼ばれる形でした。なんか周りの人達すごいなと思ったんで、本当に光栄です」


全体講評

(審査員長・サポーターズ代表 楓)
「本当に決勝から見てもすごくレベル高かったなと思うし、本当に甲乙つけがたかったかなと思いました。

ただハッカソンは、このハッカソンってあくまできっかけでしかないと思ってるので、まあこれで努力した後決勝に行けなかったいろんなパターンがあると思います。あくまで一個のスタートでしかない、きっかけでしかないという風に思ってます。

今回受賞したのはもちろんゴールじゃないし、いかに今回作ったものをまたさらに進化させられるかとか、今回学んだ技術をまたは確かめていけるかとかいう全てのきっかけになってくれることを願ってますので、これを終わらないでくださいその先には僕らで技育展とかそういうのをやったりします、この先はありますので皆さんの良いきっかけになることを願っています」


懇親会

サポーターズ代表の楓さんは、いつもこう言っています。

「懇親会までがハッカソンだ」

友達をつくる。知り合いを増やす。

コロナ禍で横のつながりが減り、情報が新しく入りづらい今の時代に懇親会は貴重な機会です。

懇親会はZoomのブレイクアウトルームを使い、数チームに分かれて懇親を深めました。

https://twitter.com/geek_pjt/status/1533398620124647427


参加者の声

Twitterで6月4日、5日技育CAMPハッカソン参加者の声をご紹介します。

ということで、技育CAMP2022年6月vol.3は無事終了いたしました。

サポーターズは、物創りに挑戦し、日本の未来を変えるギークなエンジニアを応援しております。

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