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技育CAMPハッカソンレポートvol7
■技育CAMPとは
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技育CAMPとは、エンジニアを志す学生の皆さんにハッカソンと勉強会を通して、継続的なインプットとアウトプットの場を提供するスキルアップ支援プラットフォームです。
ハッカソンは月1-2ペースで定期開催され、メンターや賞金もある充実のサポート体制をご用意。ただ自称「日本一参加ハードル低いハッカソン」として毎回6割以上が初ハッカソン勢という初心者向けハッカソンです。
2021年は約5,000名が参加し、約280作品が本ハッカソンから誕生しました。
技育CAMP
https://talent.supporterz.jp/geekcamp/
■今回のハッカソンテーマとルール
テーマを選んでハッカソン!~オンライン開発合宿vol.7~
8月のハッカソンテーマは「テーマを選んでハッカソン!」
下記の複数のテーマから1つ選び、ハッカソンを行ないます。
今回のテーマはこちら!
①世の中を楽しくする
②世の中を便利にする
③無駄開発
④スマホアプリ
⑤ゲーム
⑥オンラインコミュニケーション
⑦開発/スキル支援
⑧ハード/組み込み
⑨インフラ/セキュリティ
⑩AI/データ解析
⑪事業化目指してます
そして技育CAMPでは、なんと賞金も出ます。
最優秀賞:5万円(1チーム)
優秀賞:3万円(1~複数チーム)
努力賞:5,000円(複数チーム)
参加賞:1,000円(全員)
という、2dayハッカソンとしては異例の賞金額!
また、参加するだけ(正確にはプレゼンまで行うと)参加賞までもらえる、非常にお得なシステムとなっています。
(全て支援いただいているスポンサー企業さんのおかげです。感謝!!)
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参加者属性
8月6-7日開催の「はじめてのハッカソン~オンライン開発合宿vol.7~」の参加者属性をまとめました。
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なんと今回のvol.7では、高校2年生、3年生も参加してくれています。そして25卒の参加も前回より多くなっており、今回のvol.7は幅広い世代から参加者が集まり、お互いを刺激し合う良い回になりました。
■ハッカソンスタート
Twitter上から技育CAMP参加者のハッカソン参加への声を集めました。
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https://twitter.com/geek_pjt/status/1555751577205350400
今回夏休みに入りインターンなどに参加している学生さんが多い中、貴重な2日間を技育CAMPvol.7に参加してくれて、運営一同とてもうれしいです。
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暑い季節ですが、頑張っていきましょう!
■ハッカソン中の様子
ハッカソンは2日間となり、初日の11時から2日目の15時までの合計28時間で開発を行います。(希望者は1週間前のキックオフからの開発はOK)
学生も夏休みに入ったし、vol7の開催をどうしようかと運営で悩みながら今回vol7を開催しましたが、42人もの学生が参加してくれて、運営一同今回開催して本当によかったなと思いました。
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オンライン開催のため、チームごとに自宅や研究室から、様々な場所で開発を行います。
運営側で2名から3名のメンターも常時サポートできるようになっており、質問や相談を随時slackやZoomで受け付け、一緒に考え、一緒に問題解決をしていきます。
■いよいよプレゼン!
28時間の開発を終え、2日目16:00〜はいよいよ成果発表プレゼン!
3分間のプレゼン時間で発表していきます。
今回のハッカソンでは予選がなく、1回きりのプレゼンで全てが決まります。
この章では、発表されたプレゼンを一部抜粋して紹介しています。
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■結果発表
いよいよ結果発表です。
今回の技育CAMPは、下は高校2年生から上は大学院生まで幅広い世代が集まって開催した回になりました。vol7でどんな体験や学びが得られたのか、とても楽しみです。
今回は審査員をサポーターズ代表の楓さん、メンターの山河さん、笠原さんが担当します。
今回のvol7では、合計で努力賞4つ+優秀賞3つの計7賞が表彰されました。(最優秀賞は、該当なし)
努力賞1
栄えある努力賞1チーム目は、
3y1w「空きコマ大学」テーマ:世の中を便利にする
でした!
チーム3y1wは、研究室内で日程調整が乱立する状態を改善したいと思い、「空きコマ大学」の制作に至ったそうです。
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フロントエンド:HTML、CSS、JavaScript
バックエンド:Python Flask
DB:SQLAlchemy
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今回はじめてFlask、SQLiteにさわるという挑戦をしたそうです。Git hubを使いながら、コードを共有して作業を進めたとのこと。
今後は自動入力機能を完成させ、追加機能としてカテゴリーで絞り込める機能やカテゴリーを追加する機能を開発する予定です。
●講評
(メンター 山河さん)
「学年や所属班に分けて、日程調整をしていくプロダクトを作ってくれました。私も日程調整を研究室でやっていて大変だなと思っていたので、実際に使えるプロダクトであるのがいいなと思いました。
みなさんも改善点で言っていましたが、見た目のUI部分が調節できていなかったと思うので追加開発をしていってほしいなと思いました」
(チーム代表ひとこと)
「受賞できるとは思っていなかったので、驚いています。前回のハッカソンでは受賞できなかったので、今回受賞できて、とても嬉しいです」
努力賞2
栄えある努力賞2チーム目は、
ドリカムじゃないよ 「FinCam」テーマ:ハード/組み込み
でした!
スマホを準備する間にシャッターチャンスを逃すので、シャッターチャンスを逃さずすぐに写真が撮れるプロダクトを作ってくれました。
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FinCamの使い方は、
①帽子をかぶる
②手で写真を撮るポーズを行ない、写真を撮る
③画像を確認する(onedriveに保存されています)
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今回FinCamの写真を撮るポーズを作るために、TensorFlowで画像をラベル付けさせていきました。
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FinCamを制作する上で、次の物を用意しています。
①Webカメラ
②Raspberry pi 4B+
③帽子
④イヤホン
トータルで6,000円近くで揃えることができました。
●講評
(学生メンター 山河さん)
「ハードウェア系の開発をしてくださっていて、帽子をかぶって写真を撮るポーズを作ると、簡単に写真が撮れるよっていうプロダクトを作ってくれました。
すごく簡単に写真を撮れる仕組みを作ったっていうところが、面白いなって思いました。また実際に手の形のモデルを作って、調節したところをこのハッカソンの時間内にやりきったというところが素晴らしかったなと思います」
(チーム代表ひとこと)
「賞がとれたことが一番嬉しいです。ありがとうございます」
努力賞3
栄えある努力賞3チーム目は、
モンブラン 「Delusion」テーマ:ゲーム
でした!
このゲームは、声を使った新感覚ホラーゲーム「Delusion」。Delusionは、英語で「妄想」という意味だそうです。
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懐中電灯の光を使って幽霊を撃退するゲームとのことですが、ユーザーの声が大きいと、音声認識が反応し、懐中電灯の光が広がります。
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今回チームメンバーふたりで、音声入力を用いたゲームに初挑戦したそうです。
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夏にピッタリの新感覚ホラーゲームを作ってきてくれました。
●講評
(学生メンター 笠原さん)
「音声を使ったホラーゲームの提案ということで、アイディアが面白いなと思いました。ぼくも昔、音声を使って攻撃力が変わるゲームを作っていたので、すごいシンパシーを感じました。
まだリリースをしていないみたいなので、改良して、ぜひ音声ゲーム界隈の覇権をとってほしいなと思っております。これからも開発を頑張ってください!」
(チーム代表ひとこと)
「ありがとうございます。自分たちも初めてのハッカソンで貴重な経験をさせてもらった上に、賞もいただいてとても嬉しいです。本当に受賞できると思っていなかったので、コメントがうまく出てこないのですが、本当にありがとうございます!」
努力賞4
栄えある努力賞4チーム目は、
JPchain「Shamisen Launchpad」テーマ:事業化目指してます
でした!
このチームのテーマは、「事業化目指してます」ということでレベルの高い作品を発表してくれました。
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従来のプラットフォームでは、音楽NFTを販売する際、ほかのイラストなどのコンテンツと同じ土俵で闘わなければならなかったので、販売するのに大変なコンテンツです。
Shamisen Launchpadは、音楽NFTを手軽に始められるプラットフォームです。
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今回の事前準備を含めた1週間で、デザイン、コントラクトからフロントエンドの実装を行なったそうです。
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今後は、シークレットNFT販売や手数料が無料にできるように仕組みを作り込んでいくと発表していました。UIがとても美しく、ぱっと見でどこを操作すればいいか分かる作りになっていました。
●講評
(学生メンター 笠原さん)
「ここはすごかったですね。高校生と専門の方が頑張っていらして、すごい熱量があるチームだなあと思ってます。
実際にJPchainという団体で活動なさっているということで、その熱量が凄かったです。ただアイデアがすごい良かったんですけど、ハッカソン的にはもう少し技術的挑戦とかを前面に押し出してもらえるとよかったと思います。
すごいUIの完成度が高くて、発表しきれなかった部分もスライドに載せてくれて、こういう風に実装しましたみたいに載せてくれていたので、是非何かそこら辺ももう少し深掘りしてお聞かせいただけるとすごいよかったです。
また発表でも言っていたように、開発のスタートダッシュでこのハッカソンを使ってくださったということなのでUIの完成度の高さを見て、これは良いサービスになりそうだなと思ったので、ぜひ今後も継続開発を続けてほしいなと思います」
(チーム代表ひとこと)
「初めてのハッカソンだったんですが、最優秀賞を取るつもりで開発をしていたのでちょっと悔しいんですが、これからプロダクトとしてリリースしていく中で一ついい経験になったのかなと思います。ありがとうございました」
優秀賞1
栄えある「はじめてのハッカソン~オンライン開発合宿vol.7~」優秀賞に表彰されたチームは、
A_Line「Idea Supporters」テーマ:世の中を便利にする
でした!!!
今回学部2年の4名で、ハッカソンに参加したチームA_Line。
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今回ハッカソンで制作するものやテーマ選びに苦労したとのことで、それを逆手にテーマ決めを手助けするアイディア出しのサービスを作ったそうです。
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Googleトレンド検索から、マインドマップ、チャット機能など多くの機能を作り、Idea Supportersを作ってくれました。
●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓さん)
「アイデアを出す、ブレストを進めるためのシステムを作ってくれました。ここはですね、いろいろな機能を作ってきたなっていうのは思っています。
今後の課題という点でみると、一つ一つを見るとまあまあの機能が多い。あとアイディアをサポートするとなると、ここで作った機能をどう結合させていいアイデアを作るかまでサービスを昇華してほしいという思いがあるんです。
そこまではまだいけてないなって思ったところがあります。ただ一個一個の機能をちゃんと作ってきているし、そのトータルの完成度でいくと非常に高いなというところです。
しかもこのチームは、学部2年のチームなんだよね。そういうところでよく作ってきたなというところで、優秀賞として選びました」
(学生メンター 山河さん)
「アイデアを作っていく上で使えるようなアプリっていうところで、実際に私もハッカソンとかでアイディア出しに詰まることがあったので、使ってみたいなって思えるサービスだったのが素晴らしいなと思っています。
今楓さんもおっしゃっていただいたように、一つ一つの機能がまだちょっと物足りないなみたいな所だったり、繋げていったらいいなぁみたいなあって言う部分が改善点かなって思っています。
他のサービスでも実際にある機能みたいなのがどうしてもあるかなって思うんですけれども、何かそこに加えて自分たちはさらに改良を加えました、こういったところでより使いやすくしましたみたいなポイントとかを作ったり、プレゼンでアピールできたら、より良い方向に向かっていけるのかなと思うので、次回は是非そういうところにチャレンジしていけるといいなと思います」
(学生メンター 笠原さん)
「その一つ一つはいい感じにまとめられてて、とてもアイデアとかは素晴らしかったし、完成度も全然及第点だったなというところです。
ただ先ほど山河さんとかがおっしゃっていたように、「何か一つ一つの機能が他のサービスの方が完成度高くない?」みたいな話になってくるので、もう少し強みみたいなところを出せるといいのかなと思いましたね。
個人的には私も自然言語処理をやっていたので、ワードクラウドを使ったあたりとかが結構面白いなと思って見ていたんですよね。
単純に頻度でワードクラウドって出すと思うんですけど、それだけだと結局は検索して結果なんかpythonって調べたらpythonが一番でかくなるの当たり前だよねみたいな話になります。
例えば特徴語を抽出するとか、アイディア出しに適したような形でワードクラウドを出してあげたりすることもできるので、ワードクラウドの使い方によって他のサービスに差をつけられるなと思っています。
この先全体的な完成度を上げるのもそうだし、これは負けないぞみたいなところを造り込んでいってほしいなという風に思っています」
(チーム代表ひとこと)
「本当にびっくりしています。Git hubを使った開発などをしたことがなくて、本当に初めてばっかりだったんですけど、賞がとれて本当に嬉しいです。次回はもっと力をつけて、また戻ってきたいなと思います」
優秀賞2
栄えある「はじめてのハッカソン~オンライン開発合宿vol.7~」優秀賞に表彰されたチームは、
スライド「pregen」テーマ:AI/データ解析
でした!!!
チームスライドは、用意されたテンプレートに書き込んで、プレゼンスライドのデザインを自動生成してくれるサービスを作りました。
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スライド作成って、地味に大変な作業ですよね。個人でスライドを作成すると、各ページのデザインを統一させるところから、バランスをとるなど細かい調整も必要とされます。
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下記スライドは、【ジロリアン】と入力してできたスライドになります。
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●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓さん)
「スライドをいい感じにでざいんしてくれるものでした。そしてこのチームは即席チームですね。単純にアイディアは面白いし、実用的だなと、完成されれば使えそうだなと思いました。
一方もったいないなと思ったのが、フォーマットが固定されていて、その中で素材をいい感じにはめてあって、まぜこんでいるだけに見えちゃっています。
デザインとかどれだけ柔軟性をもって、どういうパターンにどのぐらいデザインを採用できるのが分からなかった。
逆に言えば継続開発しがいがありそうだなと思っていて、これ本当に徹底的に突き詰めていけば、もうこれ単体でサービスとして事業としても成立しそうな可能性が感じられたので、これからに期待だなって思いました。
また最後のオチがよかったよね。
「ちなみにこのスライドはpregenで作ってますよ」
みたいなプレゼン術も含めて素晴らしいなと思いました」
(学生メンター 山河さん)
「スライドを作るときに使ってみたいなと思うものでした。例えばいくつかテーマを与えて、例えば格好いい系なのかかわいい系なのか、学会に出す真面目なスライドなのかなど、選択肢を与えてあげるとなんか使い勝手がよくなるなと思いました」
(学生メンター 笠原さん)
「結構その文章を入れて整えるぐらいまでやるにしても、ちゃんとWordからデータを作るっていうところまでやってるのって、確かにあまり見なかったサービスだなと思って、すごいいいなと思いました。
ただ、もう少しなんか情報量を増やして、デザインを組めるというのかなと思っていて、その結局文章量が少ないのに特徴語を抽出してどうするのという気持ちはありました。
もう少しうまく使えそうな気がするねみたいな気持ちがあったので、是非このpregenを継続開発して機能拡充とか、今日とメンターの意見で言っていたデザインを選べるようにするとか、そういったところを頑張っていただけるといいですね」
(チーム代表ひとこと)
「ありがとうございます。今いただいた意見はまさしくその通りで、もっと時間があればもっといろいろできたなと思いました。やっぱり時間との戦いだなと思いました。
自分自身初めてのランダムチームだったので、優秀賞を取ることができて嬉しかったです」
優秀賞3
栄えある「はじめてのハッカソン~オンライン開発合宿vol.7~」優秀賞に表彰されたチームは、
一人ユニット「Punched Card」テーマ:無駄開発
でした!!!
一人ユニットは前時代的エディタ「Punched Card」を制作しました。
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パンチカードとは、情報の検索、分類、集計などを機械的に行なうため、一件ごとに一枚を用い内容によって定めた位置に穴をあけて、ピンや電気を通すようにしたカードとのことです。
Punched Cardは、VSCodeの拡張機能を使い、パンチカードを用いたファイルの編集を体験できるものです。
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●仕様
1カラム1文字
文字コードはASCII Code
1枚のパンチカードで40文字まで
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今回一人ユニットがPunched Cardを制作した理由は、昔のプログラミング環境を体験することで,今の整備された環境のありがたさがより強く感じられるのではないかとのことです。
また半分本音としては、ウケ狙いを狙って制作したとのこと。
テーマ【無駄開発】の名にふさわしい作品でした。
●講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓さん)
「テーマが【無駄開発】を選んでいたところで、まさに無駄だねっていう、本当にテーマに則してて、いいなというところがありました。
また物づくりの楽しさを体現してくれたなと思っています。本人も言ってますけど「ウケ狙いで作りました」それでいいと思うんですよね。
ただ受ける受けないにも関わらず、二日間ちゃんと作って、しかもあの完成度で仕上げて来るって素晴らしいです。
それがやっぱり見てて楽しいし、なんかこれぞ、ものづくりの原点だと思っています。
あとは無駄開発に改善を求めるも変な話だけど、例えばこれ最優秀賞を狙うとしたらやっぱり突き抜け感は必要で、そこまで行ったのか、本当に無駄だけどよくそこに力いれるなっていう突き抜けは、もっとあってもよかったです」
(学生メンター 山河さん)
「拡張機能という枠でありながら、本当に今まで見なかった面白いものを作ってきたのが正直な感想ですね。
無駄じゃなくなるようなアドバイスですが、多分今ここで聞いて居る人がほとんどパンチカードを使ったことがなくて、使い方が分からない、ちょっとだけ使い方が分かると無駄に楽しめるのかなと思いました」
(学生メンター 笠原さん)
「拡張機能開発が今回初めてって言っていたんですけど、それを普通にやって、もうマーケットプレイスまで一人で出してましたっていうのが、純粋にすごいなと思いました。
なんか VSCode の拡張機能は、結構詰まりがちなんですよ。
これまでのハッカソンでも、結構みんな詰まっている子を多く見ている中、それをすんなりやってマーケットプレイスにもリリースしました、パンチカードも作りましたよって、純粋にすごいなーっていう風に思ったのが一つです。
改善点とかアドバイスを一つ挙げるとすれば、なんかもうちょっと無駄感を出すっていう話だと、例えばもうハードウェアまで作っちゃってもパンチカード読み込ませて、VSCode 上でコーディングできますみたいなところまで突き抜けてるとマジですごいなーみたいな気持ちになります。
なんかもうちょっと一段階上に行くと、すごいいいものになるなと思いました。本当にすごいものなので、自分でもダウンロードして使ってみたいと思います」
(チーム代表ひとこと)
「今回の裏の目的としては最優秀賞狙っていたので、ちょっと悔しいところがあるんですけれども、優秀賞をいただけて嬉しいところもあります。
実際になんかハードウェアで触って、タイプして打つとかを考えていなかったので、すごい面白いなと思いました。
そういう突き抜け方もあるんだとちょっと勉強になりました。次もハッカソンにまた参加したいと思うので、次こそは最優秀賞を狙って頑張っていきたいと思います」
■全体講評
(審査員長・サポーターズ代表 楓さん)
「今回は結果が象徴してんじゃないのかなって思います。本当に非常にレベルが高かったです。受賞作はなんと7作品。
過去のハッカソンの中でもこの規模の人数で、最近では一番少ないチーム数ですけど、それでも多分受賞作品数にするとトップクラスになります。なので、受賞されなかった方々も今回レベルが高かったと思っておいてください。
逆に言うと、突き抜けたものはなかったと思っています。
まあ二日間で作るのは難しい話だと思ってるので、結局ハッカソンって、きっかけなんですよ、スタートでしかないんです。なんか今回の二日間はこうだったっていうところでしか言えないけど、みんなのきっかけ、スタートは良いスタートが切れたなと思っています。
これは受賞した人もされなかった人も同じです。なのでまだ今の差は大した差じゃないので、ここからなにかを始めるか、継続開発するとか、またメンバーで集まってみるとか、何か始めればこの差なんて一瞬で埋まります。
このスタートを切るのはみんなできているので、それがすべてだって事を認識してください。そのぐらい非常に良い回でしたし、良いスタートになった回だったという風に思っています。本当にお疲れ様でした」
■懇親会
サポーターズ代表の楓は、いつもこう言っています。
「懇親会までがハッカソンだ」
友達をつくる。知り合いを増やす。
コロナ禍で横のつながりが減り、情報が新しく入りづらい今の時代に懇親会は貴重な機会です。
懇親会はZoomのブレイクアウトルームを使い、数チームに分かれて懇親を深めました。
■ハッカソン後の声
Twitterで8月6日、7日技育CAMPハッカソン参加者の声をご紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1660272020670-mXv4zwk3MZ.png)
https://twitter.com/geek_pjt/status/1556215974831194112
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ということで、技育CAMP2022年8月vol7は無事終了いたしました。
サポーターズは、物創りに挑戦し、日本の未来を変えるギークなエンジニアを応援しております。